“本当の優しさ”を見誤った私の恋愛記録。
優しさが好きだった。でも、なぜ私はこんなに傷ついているんだろう?
「優しい人が好きです」
この言葉を口にする人は、多いのではないでしょうか?
怒らない人、気を使ってくれる人、私の気持ちを汲んでくれる人。
でも——。
優しいはずの彼に、どうして私は傷つけられているの?
なぜ、あんなにも「大事にするよ」と言ってくれた人に、こんなにも苦しめられるの?
これは、私が「優しさ」という言葉に期待しすぎて、
“本物の優しさ”を見誤った恋愛の記録です。
この記事は、以下のような方に向けて書いています。
- 「優しい人」に惹かれるけど、なぜか報われない恋ばかり
- 恋愛で傷つきやすい自分を変えたい
- 自分をちゃんと大切にしてくれる人と出会いたい
読んだあと、少しでも気持ちが軽くなり、
「自分を大切にしてくれる人」を見極められるようになってもらえたら嬉しいです。
■ 優しさに惹かれたはずなのに、なぜかいつも一人で泣いている
◆ 最初は“理想的”だった彼の態度
彼はとても穏やかで、優しかった。
- 「無理しないでね」
- 「疲れてるなら休もう」
- 「君の好きにしていいよ」
こんなふうに、いつも私を気遣ってくれた。
彼と一緒にいるときは、怒鳴られることも否定されることもなく、
“安心できる”恋愛だと思っていた。
でも、月日が経つごとに——。
私の悩みは増えていった。
気づけば、「寂しい」「苦しい」「報われない」そんな感情ばかりを抱えていた。
◆ 優しさの仮面の裏にあった“無責任”
ある日、私が仕事で辛い思いをして、電話で涙を流していたときのこと。
彼はこう言った。
「大丈夫? 無理しなくていいよ」
「休んだ方がいいよ。寝たら楽になるかもよ」
それだけ。
彼は来てくれなかった。
連絡もそれっきり。
そのとき気づいた。
彼の“優しい言葉”は、何も解決していない。
むしろ、責任を回避するための言い訳になっていた。
■ なぜ私は「優しい人」に惹かれてしまうのか?
◆ 幼少期の体験が「安心の基準」になる
心理学では「インナーチャイルド」という概念があります。
私たちが子どもの頃に感じた安心・不安は、大人になっても恋愛パターンに影響を与えます。
私は、父が厳しい人で、母は我慢ばかりしていた家庭に育ちました。
怒られないようにビクビクしていた私は、「優しくしてくれる人=安心」と無意識に思っていたのです。
でも、そこで見失っていた。
本当の安心とは、“優しくされること”だけではない。
大事なのは、一緒に問題に向き合ってくれる「行動」だったのです。
■ 「優しさ」と「逃げ」の境界線
◆ 相手に嫌われないための“優しさ”は、優しさじゃない
私が過去に付き合った彼は、口ではこう言いました。
- 「怒るなんてしないよ」
- 「君の自由を尊重する」
- 「無理に決めつけたくないんだ」
最初は心地よかった。
でも、実際はどうだったかというと——
- 私が不安でも、話し合いは避ける
- 将来のことを話そうとすると「今は考えてない」
- 問題が起きると、そっと距離を取る
これって、単なる“責任放棄”だった。
彼にとっての「優しさ」は、自分が嫌われないための方便だったのです。
◆ “本当の優しさ”は、あなたを一人にしない
思いやりのある人って、確かに魅力的です。
でも本当の意味で「優しい人」とは——
- あなたの痛みに共感し、寄り添ってくれる人
- 言いにくいことも、誠実に伝えてくれる人
- 自分の気持ちや未来に対して、責任を持てる人
そんな人こそ、「一緒にいて安心できる人」なんです。
■ 本当に優しい人の特徴とは?
◆ 特徴1:言葉より「行動」で示す
「大丈夫だよ」と言って終わりではなく、
必要なときにそばにいてくれる。
一緒に解決しようとしてくれる。
そんな人こそ、あなたを大切にしている証拠です。
◆ 特徴2:あなたの感情に耳を傾ける
- 「なんでそう思ったの?」
- 「もっと教えてくれる?」
こう聞いてくれる人は、あなたの“心”を見ようとしている人です。
話を遮らず、否定せず、じっくり向き合ってくれる人は信頼できます。
◆ 特徴3:自分の弱さも見せられる人
本当に誠実な人は、自分の欠点や弱さを隠しません。
「自分も未熟だけど、一緒に歩みたい」と思ってくれる人。
そういう人となら、長く続く関係が築けます。
■ もう、“言葉だけの優しさ”には惑わされない
私が最後に付き合った人は、正直、不器用な人でした。
口下手で、LINEも返事が遅く、サプライズも苦手。
でも、困ったときには必ず来てくれた。
不安な気持ちを伝えたら、真正面から向き合ってくれた。
未来のことを話すと、「ちゃんと考えよう」と真剣な顔で言ってくれた。
——私はそのとき初めて、
“優しさ”とは、言葉じゃなく「向き合う姿勢」なんだと理解しました。
■ まとめ:「優しい人」が好きでもいい。でも、“見極める力”を持とう
優しさは、誰だって魅力的に感じるもの。
でも、“表面的な優しさ”だけで人を選ぶと、あなたの心が疲れてしまいます。
本当に大事なのは、
- 一緒にいるときの「心地よさ」
- 不安や悲しみにどう寄り添ってくれるか
- 話し合いを避けずに向き合ってくれるか
そういう部分に、ちゃんと目を向けてみてください。
あなたは、もっと大切にされていい。
もっと深く愛されていい。
「優しいだけの人」ではなく、あなたを本気で想ってくれる人と、幸せになってください。
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